大手ハウスメーカーと直営店にこだわる理由

自分がハウスメーカーを絞る項目の一つが、大手メーカーであること。そしてフランチャイズ店もあるメーカーなら直営店であること。でした。

フランチャイズ店を避ける理由は、大手ハウスメーカーのメリットが薄れると考えたからです。
どっちも同じく住宅メーカーの看板を背負っていますが、フランチャイズの実体は地場の工務店です。良い面もありますが、大手メーカーとはやっぱり違うと思います。


たとえば、


不具合への対応
大手メーカーは気前よくお金を使う印象があります。建築ブログなんか読んでると、大手メーカーで建てた施主はちょっとしたことや、施主側に原因がある不具合でも無償交換、無償補修に対応してもらっているようでした。中には万単位かかりそうなものもあって、それができるのはやはり大手メーカーの資金力があってこそでしょう。
フランチャイズ店もメーカーにお伺いをたてれば可能だと思いますが、それだったらはじめから直営店でお願いしたほうが動きが早いだろうし、メーカーの判断だって、系列の工務店よりは身内のミスのほうががんばってくれるのではと考えました。


倒産するリスク
大手企業でも潰れる時代ですが、中小零細の企業と比べればその確率は比較になりません。
フランチャイズ店も、もし何かあったときはきちんと引継ぎしてくれれば問題ないのですが、してくれない可能性が発生することを考えてしまいました。


文句の言いやすさ
大手メーカーは会社との付き合いなので文句を言いやすいです。支店が話にならなければ相談窓口もあります。
フランチャイズは店のスタンスによっては社長(≒会社)と話をすることもあるでしょう。話が早い反面、人対人になってしまうと文句を言いづらいんじゃないかなあと思いました。


洗練された従業員に当たる確率
会社が大きかろうが小さかろうが、できる人もいればできない人もいます。でもどっちができる人に当たりやすいかと言えば、やはり大手メーカーのほうだと思います。
研修やらで教育されますし、そもそも入社にあたっての門が狭い。

なので当然なんですけど、実際に大手メーカー直営店の対応を受けてみると「選ばれただけあるなあ」と感じさせてくれる人が多かったです。全員じゃないですけどね。確率の問題で。



というわけで、かなり主観が入っているというか、フランチャイズの人が聞いたら「偏見」とすら思えて気分悪いかもしれないけど、少なくとも私は上記のリスクを考えて大手メーカーと直営店にこだわりました。特に、文句を言いやすいのは大事だと思います。お金を払うんですから言いたいことはどんどん言うべきではあるんですけど、言いやすい相手と言いづらい相手の違いってやっぱりあるので。