35歳の転職 五社目・資材メーカー

ちょっと遠いんですけど応募しました。


今回も書類は通過。
テンパったおばちゃんから電話がかかってきて面接へ。



今回の事務所は、前回と違って穏やかな空気が流れています。


会議室に案内され、出てきたのは偉い人と、若い社長でした。おそらく、先代を支えてきた実力者と、二代目社長でしょう。

二人ともいかにも面接に慣れてない感じで、職務経歴書を追っていくだけ。面接に慣れてないってことは人の出入りが少ないってことですから期待大です。


話を聞いてるとかなりのホワイトでした。

毎年昇給している。賞与は基本二回だが、最近は業績好調につき三回出ている。
有休はみんな使っている。入社後半年は付与されないが、休みが必要なときは言えば対応してくれる。
現場研修が数か月。
「みんな仲が良くて楽しい職場です」とのこと。


研修が長いってのはマイナスにとらえられがちですが、「人を育てるためにお金をかける」という考えがないとできないことです。二社目の化学メーカーは「お客さんに教えてもらいながら勉強してもらう」(正気かよ)、三社目の電子部品メーカーは「OJTで」っていうスタンスでした。OJTもやりようだとは思うんですけど、放置と紙一重ですからね。


このお二人、つくばからだと通勤が大変だろうからと、良い道路を教えてくれました。話し方も表情も穏やかで、そりゃ職場の雰囲気も楽しくなるでしょう。この人たちのもとでやりたいと思える会社でした。

向こうも前向きに考えてくれていたと思います。

「若い。これからですね。」
「やることは今までやってこられた内容とそう変わりません。即戦力になりえる人材だと思っています」

入社日についても

「ボーナスもらってから退職願を出したほうがいいですよ」

他社の志望状況を聞かれて「応募していない」と答えたら

「それはよかった」

とか言ってくれて、これは採用だと思いました。


ただ、やっちまったんです。最後の雑談で・・・気を抜いてしまった。

内容は書けませんけど、失言しました。相手を下に見るようなことを言ったというか、そんなつもりはなかったんですが、そう捉えられても仕方ないというか、お互い笑って済みましたがあれは絶対まずかった・・・


で、まあ、結果的に落ちました。たぶんあの失言で落ちたんだと思う。あえてほかに理由をさがせば、希望の給与を答えたときに社長の顔がちょっと曇ってましたね。隣の人は「うん。出せるな・・・」ってボソッと言ってましたが。

ともかく、本当にいい会社と思ったので、転職が決まるまで悔やみ続けました。


絶対に油断するな!!いいか!!一瞬たりとも油断するな!!!


ということで。