30代 未経験で生産管理

今は工場で「生産管理」という仕事をやっています。

自分がこの仕事を選んだ理由は


・もう営業だけはやりたくない。
・事務職では採用してもらえない。
・退屈な作業はしたくない。
・きつい作業もしたくない。


と、消去法を重ねた結果。
あれもこれもやりたくない!の中で残ったのが生産管理でした。


実際やってみた感想としては、当たらずも遠からず。
数字に追われることはなく、
男でも使ってもらえて、
そこそこにパソコンを使い、
そこそこに体を使う。

それが生産管理という仕事のようです。少なくとも私の会社においては。


じゃあ生産管理でイヤなことは何かっていうと、精神面では、営業の持ってきた納期に何がなんでも対応しないといけないことですね。


  1:営業が仕事を持ってくる
:期限に間に合うように製造計画を立てる
:部品を発注する
:入荷した部品を現場へ送る
  5:製造を開始する
:完成した製品を客先へ送る


2、3、4、6が生産管理の仕事なんですけども、1の時点でそもそも無理な設定をされるパターンがあります。


営業「これの納期はこの日ね」

私「〇週間しかないんですけど・・・」

営業「それまでに欲しいんだってさ」

私「ハハハハ」

営業「無茶だよなあ~~!(でも納期の変更はないよ^^)」



あとは、上の流れを見てもわかるように、仕事の流れの中でカバーしてる範囲が広い。

つまり、納期に間に合わない場合はもちろん、発注した部品が間に合わないときも、発注したものと違う部品がきたときも、確実に送ったはずの部品を現場で無くされたときも、運送の途中で製品に傷が入ったときも、全部こっちのせいになります。

自分じゃないところの責任も負わないといけないっていう。

でもまあ何とかこなせます。いざとなれば先輩に泣きついて処理してもらってます。そもそも営業のときのストレスと比べれば屁でもないです。笑



あと肉体面では、何を扱う会社で働くかにもよりますけど、そこそこ肉体労働があるってことですかね。
うちは重量物もあるので、それを運ぶ作業はなかなか大変です。気をつけないといつか腰やるよねーって、兄ちゃんたちと話してたりします。


まあ肉体的にはきつくなりました。
でも、営業のときに比べれば精神的負担がはるかに軽くなってますから、それだけでこの仕事にしてよかったと心から思います。


営業しかやってきませんでしたから

「この世にはこんな心穏やかにできる仕事があったのか!」

と本気で感じています。
もう胃薬もいりません。夜中に仕事の夢で目がさめることもありません。土日は頭から仕事がきれいに消えてます。

みんな余裕があるからか、やさしいし。



まあ給料安いんですけどね。笑